当事者には24時間体制の警護が
1月22日のフランス杯で左膝の十字靭帯断絶という大けがを追ったラダメル・ファルカオの続報だが、主治医によるとW杯までに回復する可能性は50%とのことで、本人も「希望を捨てずに治療とリハビリに取り組む」と話している。
コロンビアの地元紙では、ペケルマン監督が、彼をW杯招集メンバー選定に向けての30人のプレ・セレクションに入れた、と報道されているようで、『EL TIGRE』(虎の意味、ファルカオの愛称)をW杯の舞台で拝める可能性はゼロではない。
怪我を負ったファルカオ同様、気の毒なのは、『加害者』である相手チームのDFソナー・エルテクだ。
試合後、クラブにはコロンビアからの抗議のメールや電話が殺到し、エルテクの身の安全を脅かすような内容のものも少なくないとのことで、現在彼には24時間の警護がついているという。
コロンビアといえば、1994年のW杯アメリカ大会でオウンゴールを献上してしまったDFアンドレア・エスコバルが帰国後に射殺される、という事件もあっただけに、過剰な警護体制にもうなずけるというものだ。