「僕が蹴っても彼が蹴ってもどっちもうまいからね
セリエAは結果を残したものだけが生き残れる厳しい世界だ。本田からすれば、加入後すぐに結果がほしいという心境もあったのだろう。公式戦初出場となったスぺツィア戦では試合前にキッカーに指定されていたメクセスから半ば強引にキッカーの座を奪い取り、物怖じしない王様本田ぶりを発揮したばかり。
2日に放送されたテレビ朝日『やべっち.FC』では、バロテッリがフリーキック時の本田とのエピソードをこう明かしている。
「カリアリ戦ではFKの前に本田と何かを話していましたが」と問われたバロテッリは、「(本田は)『よければ僕が蹴りたい』と言ってきた。いや、これは僕が蹴るよといったんだ」
と、本田の申し入れを丁重に断ったという。「それでも本田が蹴りたいと言ったらどうしていましたか?」とインタビュアーが食い下がると、
「僕が蹴っても彼が蹴ってもどっちもうまいからね。一回ずつ蹴るってことで問題ないんじゃないかな」
と、折衷案を提案したバロテッリ。今後ミランのフリーキックは誰が蹴り、誰が結果を残すのか。その行方にも注目が集まる。
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