ファスナーと悪戦苦闘している問題について「最優先課題」
今回の契約は発表前から新ユニフォームがインターネット上に流出するなどして話題となっていた。
プーマのビョルン・グルデン代表取締役は、同社を自国のライバル企業アディダス、アーセナルが20年間契約を結んでいたナイキに次ぐ「世界3番手の大手サッカーブランド」と位置付けている。さらにプーマの公式ツイッターは、試合中にアーセン・ヴェンゲル監督がダウンコートのファスナーと悪戦苦闘している問題について「最優先課題」と呟いた。
アーセナルのアイヴァン・ガジディス代表取締役は発表に際して次のように述べた。
「我々は複数の選択肢からプーマを選んだ。プーマはかつてペレ、クライフ、マラドーナといった世界の一流選手たちと契約してきたし、世界で初めて取替式スパイクを発明した。我々も世界初のナイター照明を設置したクラブであり、そうした点で非常に似通う」
一方、プーマはかつてカメルーン代表に「ツナギ」のユニフォームを提供した事でも有名だが、ガジディス氏は「メルテザッカーやアルテタ(主将格の選手)が好むなら可能性は無きにしも非ずだ」と言葉を濁した。
ガジディス氏は同会見で「ヴェンゲルは契約を延長するし、時を選んで発表する」とも明言しており、ファンを安心させた。
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