アーセナルは、シャルケのドイツ代表MFユリアン・ドラクスラーを来夏の移籍市場で獲得することを狙っている。英紙「IBタイムズ電子版」が3日付で伝えている。
アーセナルは当初、今冬の移籍市場で獲得を目指しており、シャルケが設定した移籍金3700万ポンド(約62億円)を準備していた。しかし、シャルケがクラブ最大の才能を手放すことを拒否したことで、取引は実現しなかった。
シャルケのホルスト・ヘルトSD(スポーツ ディレクター)は「オファーがあったことを確認している。正当なオファーだったが、受け入れるには不十分だった」と、オファーがあったことを認め「来夏になるかは分からないが、彼が移籍するときは来るだろう。それは止められない。彼は欧州のトッププレーヤーとなる選手だ」と、将来の移籍を容認する姿勢を見せた。
一方、ドラクスラーは「冬にオファーがあったことは知っている。私は移籍志願をしてはいないけどね。シャルケがオファーを拒否したことは受け入れるし、多くのクラブが求めてくれることに満足している」と、8歳から所属するクラブへの残留を受け入れた。
アーセン・ヴェンゲル監督は、ウインガーであるドラクスラーをティエリ・アンリやロビン・ファン・ペルシーと同じくストライカーへコンバートすることに興味があるという。
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