キャリア教育プログラム「よのなか科」とは?
それ以外のことでは、日本サッカー協会が進めていたキャリア教育プログラムの「よのなか科」にも携わることができた。
「よのなか科」とはサッカークラブがどのようにして成り立っているか、サッカー産業にはどんな仕事があるかなどを中学生に教えるプログラムであった。勉強、準備、本番が必要なことであったので、VONDSのフロント業と、初めての監督業で自分のキャパはとうに超えていたが、ずっと知りたいことだったので、迷った末、手を挙げることにした。今年意識していたのはとにかく迷った時にはチャレンジしてみるということ。
大変ではあったが、自分の出身の三菱養和で実施できたことや、多くの知識、経験を得ることができたことには満足感を得ることができた。幸いにもチームの結果が出ていたことにも助けられた。
以前にも現役時代には小学生に夢の大切を語る「ユメセン」にもチャレンジしたが、このような言葉で人に伝える機会を持つことは自分の経験を整理する良い機会となる。現役時代にはプレーで表現していたが、これからは現場の指導や、言葉で伝えていくことが重要となる。それを鍛える良い機会になったと今では思っている。
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