次節は真価が問われる一戦
いずれにせよ、フンテラールの復帰という輝きとともに、シャルケは未だ実験的要素も含んでいるのである。この先も諸刃の剣とでも呼ぶべきボアテングの「8番」が続いていくのかはわからないが、良くも悪くも発展途上、ということだ。
後半戦の初戦を3-0で快勝したシャルケは、次節をホームのルール地方はゲルゼンキルヒェンでボルフスブルクと戦う。
ボルフスブルクは、冬の移籍市場でチェルシーからベルギー代表ケヴィン・デ・ブルイネを獲得し2列目にさらに迫力を増した。後半戦初戦はハノーファーに1-3で敗れはしたものの、オリッチ、ジエゴ、アーノルドにデ・ブルイネを加えた攻撃陣がリーグ屈指であることは間違いない。
果たしてHSV戦は「夢のような」ゲームで終わってしまうのか、そうではないのか。フンテラールが戻り、ボアテングが「クラース・ヤン(・フンテラール)がいると僕たちは別のシャルケになる」と言い、ノイシュテッターが「(フンテラールが加わることで)僕たちはどんな相手でも倒すことが出来る」と言う、力強さを増したシャルケにとって、早くも真価が問われる一戦となりそうだ。
ボルフスブルク戦のあと、「ReviarSport」の一面を飾るのは、誰の笑顔になるのだろうか。
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