女性がファンになるきっかけ
ピンクのユニフォームを身にまとった背番号8にボールが渡る。美しいトラップからシュートを放つ。ネットが揺れる。ゴール裏からは黄色い歓声が上がる。
柿谷曜一朗。そのプレーでコアなサッカーファンだけでなく、多くの女性をも魅了する。しかし、柿谷には海外クラブからの注目度も高い。2014年シーズンはセレッソ大阪でプレーすることが決まったものの、いつ海外に旅立ってもおかしくない。そしてまた、すぐに活躍する才能があることに疑いはない。
果たして「柿谷ギャル」「セレ女」はそうなったときどうなるのか。クラブは選手個人への人気をチームの人気へと昇華させることはできるのか。それを探るべく3人の女性に話を聞いた。
柿谷ギャルのAさん、柿谷ギャルではない大分トリニータのファンで為田大貴を応援するBさん、札幌サポでお気に入りの選手は特にいないというCさんだ。
まずはそれぞれ3人のサッカーを好きになったきっかけを聞いてみた。柿谷ギャルのAさんではあるが、きっかけは乾貴士、楠神順平を擁した野洲高校のセクシーフットボールだったそうだ。
Bさんは南アフリカW杯で、そしてCさんは親にたまたま連れられた試合でサッカーを好きになったそうだ。ここから分かるのは好きになるのは一瞬、ファーストインプレッション、すなわち「一目惚れ」の要素が大きいということだ。
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