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土壇場で逆転、バイエルンが粘り強く白星 酒井高は先発

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無敗記録は43に
無敗記録は43に【写真:goal.com】

29日に行われたブンデスリーガ第17節延期分、シュトゥットガルト対バイエルン・ミュンヘンの一戦は、2ー1でアウェーのバイエルンが勝利した。シュトゥットガルトDF酒井高徳は先発出場で65分までプレーし、右サイドで献身的な守備を見せた。注目を集めたバイエルンFWマリオ・マンジュキッチは59分から途中出場している。

バイエルンがクラブ・ワールドカップに出場したため延期となっていたこの一戦。首位を独走するバイエルンだが、この日は敵地で苦しんでいる。リベリとロッベンが筋肉系の負傷で離脱したバイエルンは、戦力的に万全とは言えない状況だった。

序盤からバイエルンがボールを支配する展開は戦前の予想どおりだったが、シュトゥットガルトの守備により、決定機をつくることができなかった。

対するシュトゥットガルトは、良い守備からのカウンターでチャンスをつくる。それが結実したのが28分だった。ヴェルナーが放った思い切りの良いミドルシュートがイビセビッチのところにこぼれ、アブデラウエを経由して再びイビセビッチに。GKノイヤーの位置を冷静に見極めて右足でゴール。幸先の良い1点を手に入れた。

相手にリードを許す展開はバイエルンにとって誤算だった。早い段階で同点に追いつこうと攻撃に厚みを持たせようとするが、なかなか得点に至らない。前半のチャンスらしいチャンスは、40分にチアゴがGKの正面に放った強烈なシュートのみ。シュトゥットガルトの1点リードで折り返した。

無敗記録が途切れる可能性が出てきたバイエルンのグアルディオラ監督は、何らかの打開策を講じる必要があった。しかし、後半の立ち上がりは相変わらずシュトゥットガルトペース。ホームチームのリードが2点になってもおかしくない流れだった。

すると58分、ついにグアルディオラ監督が動く。シャチリとクロースを下げて、マンジュキッチとピサーロが投入された。この2枚代えで一気に流れを引き寄せにかかる。

この交代がズバリ的中した。76分に得た左からのFKのチャンス。チアゴが蹴ったボールに反応したピサーロが豪快なヘディングシュートでゴールネットを揺らし、バイエルンはとうとう同点に追いつく。

シュトゥットガルトは終盤、勝ち越しを目指して果敢に攻めにいくが、イビセビッチとアブデラウエの2トップが肝心なところで決定力を欠いてしまう。それでも、バイエルン相手に1ー1で終われれば悪くない結果だったが、王者バイエルンはそれすらも許さない。

後半アディショナルタイム、バイエルンはラフィーニャのクロスボールに反応したチアゴが芸術的なボレーシュートを決めて土壇場で逆転に成功。敗色濃厚だった試合をラスト15分でひっくり返した。

この結果、バイエルンは勝ち点が50に到達。2位レヴァークーゼンとの差は13ポイントとなっている。

Goal.com

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