J2京都サンガF.C.が、中国の杭州緑城足球倶楽部から元日本代表FW大黒将志を期限付き移籍で獲得するという。29日、クラブが大黒の加入内定を発表した。
メディカルチェック後に正式契約を結び、2月4日からの鹿児島トレーニングキャンプから合流する予定となっている。
1999年にガンバ大阪ユースからトップチームに昇格。2001年に出場機会を求めてコンサドーレ札幌に期限付き移籍し、岡田武史監督と出会っている。その後ガンバに復帰し、2004年にはリーグ戦20得点を挙げ、得点ランキング2位に食い込んだ。フランスのグルノーブル、イタリアのトリノを経て2008年にJリーグに復帰。4チームに所属し、2013年は岡田氏の下、杭州緑城でプレーしていた。J1通算204試合69得点、J2通算55試合33得点。
2004年の活躍が認められ、2005年に日本代表に初選出。同年2月のワールドカップドイツ大会アジア最終予選の北朝鮮戦では、試合残り10分から途中出場しアディショナルタイムに決勝点を挙げ、一躍脚光を浴びた。国際Aマッチ22試合出場5得点を記録している。
京都は2012年、2013年共にリーグ戦3位でJ1昇格プレーオフに進出。しかし12年は準決勝、昨シーズンは決勝で敗戦。2年連続でプレーオフ突破を逃している。
2月23日には、大黒の古巣であるガンバとのプレシーズンマッチが行われる。
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