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「様々なポジションで起用する」。勝利に貢献したマタを指揮官が称賛。香川の出場機会は激減か

text by 藤井重隆 By Shigetaka Fujii photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

マタ「みんなと成長していくのが楽しみだ」

 マタが演出した好機は最多タイの4回、パスの数では最多52回を記録し、存在感を示した。マタは試合後、BBCに次のように話した。

「信じられないようなデビューだった。スタジアムは満席だったし、試合にも勝った。もっと得点できるだけの好機は作ったけど、勝ち点3は僕にとってもチームにとっても重要な結果になったし、うれしい。

 スタンディングオベーションは刺激的だったし、信じられなかった。チームも選手たちも僕を快く迎え入れてくれたし、これからもっとプレーしていくのが楽しみだ。チームに貢献したい。僕は全力を尽くしたし、チームメイトのパスコースを作ることを心掛けた。

 みんなと成長していくのが楽しみだ。ファン・ペルシーとルーニーとプレーできた事も驚きだった。2人は世界最高峰のFWだし、今季終了までに彼らと共にゴールを量産したい。僕らは4位確保を目標としているし、今後の試合をカップ戦決勝のように戦い、全勝するつもりでプレーする」

 デイビッド・モイーズ監督は後半40分にマタとヤヌザイを交代させた際、マタをタッチラインまで出て迎え、両手で片手を握るなどして信頼感を示していた。モイーズ監督は試合後、マタを手放しで褒めちぎった。

「マタは本当に良くやった。彼は特に最初の30分間で我々の決定機を作ったし、彼には満足している。彼はチームに順応すると思う。私は彼とファン・ペルシーのプレーを見たかった。だが、私はマタを様々なポジションで起用するつもりだ。我々が彼と共により良いプレーができることを願っている」

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