守っては無失点【写真:goal.com】
28日に行われたプレミアリーグ第23節、リヴァプール対エヴァートンのマージーサイドダービーは、4ー0でホームのリヴァプールが大勝した。
ここ数試合のパフォーマンスに不安があったリヴァプールだが、この日は序盤から攻撃陣が本来の強さを見せる。素早いアタックでシュートチャンスをつくっていった。
この流れのまま、リヴァプールは21分に先制する。左CKにニアのジェラードが頭で合わせて、ホームでリードを奪った。
エヴァートンは25分にルカクが負傷交代するアクシデントに見舞われるが、30分頃には立て続けにチャンス。ミララスが惜しいシュートを放った。
しかし、このピンチをしのいだリヴァプールは、一気に勝負を決めに行く。33分、コウチーニョのスルーパスに抜け出したスタリッジがGKとの1対1を制して2ー0。その2分後には、コロ・トゥーレのロングフィードで再びスタリッジが裏を取ってループシュートを決め、3点差とした
内容的に3ー0の差はなかったものの、守備のミスが響いて厳しくなったエヴァートン。後半のスタートからオズマンを投入して猛攻に出るが、またしても痛いミスが出てしまった。
押し込んでいたエヴァートンは50分、前線から戻ってきたボールを最終ラインのジャギエルカが横につなごうとしたところでルイス・スアレスにインターセプトされる。リヴァプールのエースは2人に追われながらも敵陣を走り抜き、ゴールまでボールを運んだ。
ダービーでの大差に冷静さを欠くエヴァートンに対し、リヴァプールは余裕の試合運び。54分にはペナルティーエリア内でファウルをもらい、PKのチャンスをつかんだ。リヴァプールはジェラードではなく、ハットトリックがかかるスタリッジがこの絶好機を担当。クロスバーの上に外してしまい、5点目は決まらない。
それでも、試合展開に大きな変化はない。エヴァートンはボールを持つが、リヴァプールの守備を崩すことはできなかった。
リヴァプールはハットトリックへの欲がうかがえたスタリッジが71分に下がり、モーゼスが入る。73分にはフラナガンとケリーが、79分にはコウチーニョとルイス・アルベルトがそれぞれ交代した。
終盤はエヴァートンが攻め続けたが、リヴァプールが守り抜いて完封。4ー0の大差で、マージーサイドダービーを制した。