ルーニーも復帰【写真:goal.com】
プレミアリーグ第23節のマンチェスター・ユナイテッド対カーディフ・シティの一戦が28日行われ、ホームのユナイテッドが2-0で勝利を収めた。ユナイテッドMF香川真司はベンチ入りしたが出場機会は訪れなかった。
ユナイテッドはクラブレコードの移籍金3710万ポンドでチェルシーから獲得した新戦力マタをさっそくの先発起用。1トップにはファン・ペルシが待望の復帰を果たし、その後ろにマタが位置した。ユナイテッドのレジェンドであるスールシャール監督のオールド・トラフォード帰還でもあり、何かと話題豊富な試合だった。
マタのプレーに注目が集まる中、まず存在感を発揮したのはファン・ペルシ。6分、ユナイテッドにいきなりの先制点をもたらした。左サイドの崩しからヤングがクロスを入れると、バレンシアのヘッドはクロスバーを直撃。跳ね返りを狙ったファン・ペルシのシュートもGKマーシャルの好守に阻まれたが、このボールをさらにファン・ペルシが頭で押し込んだ。
幸先良く先制したユナイテッドだが、その後は停滞。マタもやはりチームとの連携はまだ取れていない様子で、なかなか効果的に攻撃に絡むことができない。20分にはマタからファーポストのヤングに決定的なラストパスが通るかに見えたが、これもヤングがわずかに届かなかった。
攻めあぐねるユナイテッドに対し、カーディフが時折速攻でゴールに迫る場面も。ユナイテッドは34分、エリア内でのパスワークからエブラのパスを受けたファン・ペルシのシュートが惜しくもゴール右に外れるなど、追加点は奪えないまま前半を折り返した。
後半に入り52分、カーディフは前回の対戦で終了間際に劇的な同点弾を記録したキム・ボギョンをマッチに代えて投入。54分には18歳のジョンが左サイドでラファエウを振り切り、中央でフリーだったキャンベルにあわやというボールを送って同点ゴールに迫った。
だが59分、ゴールの気配のないところからユナイテッドに突然の追加点が生まれる。左サイドでボールを受けたヤングが中央に持ち込むと、ペナルティーエリア手前から強烈な右足シュートをゴール右隅に突き刺した。
これで余裕の生まれたユナイテッドは危なげなく試合を進めつつ追加点をうかがう。ルーニーも交代出場で復帰を果たし、72分にはDFに当たってわずかにゴール左に外れるシュートを放った。74分にはバレンシアがエリア内で相手を振り切って鋭いシュートを放つが、好反応を見せたマーシャルに触られたボールは左ポストを叩く。
マタは85分にジャヌザイと交代してデビュー戦を終了。アディショナルタイムにはそのジャヌザイやルーニーが惜しい形で3点目に近づいたが決まらず、そのまま2-0でタイムアップを迎えた。