「自分の中で勝てている部分はわずかだけどそれを出そうと思った」
「今日は唯一よかったのは、チュン(李忠成)くんへのパスだけ。最初はチャンスに絡んだってみんな褒めてくれたけど、個人的には全然納得いってない。今日出たことでホンディと比べられるので、自分の中で勝てている部分はわずかだけどそれを出そうと思った。
勝てているのは運動量、みんなとのコンビネーション、3人目の動き。それはやっていけると。でも結果的に出せずに終わったから悔しいよね。チュンくん、オカ、真司もずっとやってきたメンバーだし、問題ないとは思ってたんだけど…。
悔しいけど、なんか清々しい。次、使ってもらえるかは分からないけど、次があれば自分らしいプレーをしていきたい。完全にここに残っていけるというアピールをしたかったけれど、それはできんかった」と柏木は本田との違いを見せられなかったことを心から悔やんだ。
吉田靖監督率いるユース代表の頃は「近未来の日本を担う司令塔」と称され、反町康治監督(現松本山雅)率いる北京五輪代表時代もアジア予選ではゲームメーカーとして君臨した。
同じピッチで戦った本田とそこまで差がつくとは想像していなかっただろう。しかしザックジャパン発足後にアジアカップや東日本大震災復興チャリティマッチ、8月の日韓戦と何度か招集されるたびに、彼らの存在感に圧倒されてきた。