イルファン・バフディムってどんな人?
イルファンはオランダ生まれの25歳。エールディビジのユトレヒトでのプレー経験があり、昨シーズンはタイでプレーしていた。スピードを活かしたプレーが持ち味で、インドネシア代表として国際Aマッチ23試合出場6得点を記録している。
昨年末から甲府の練習に参加し、Jリーグ合同トライアウトにもチャレンジしていた。そして今回、甲府への加入が内定した。
イルファンはクラブの公式HPを通してこのようにコメントしている。
「まず日本に行けることを非常に嬉しく思っています。去年、練習に参加した時も、甲府のサポーターとクラブの素晴らしさ、温かさに心を打たれました。やっと日本に行けることになりましたので、皆さんにお会いできることを楽しみにしています。Jリーグは非常にレベルが高く、自分自身にとっても挑戦になりますが、1日でも早くチームに貢献できるように頑張ります。応援よろしくお願いします」
イルファンはインドネシアで超がつくほどの人気者で、その甘いマスクは日本でも注目を集めそうだ。セレ女ならぬヴァン女(ヴァンフォーレ女子)という言葉もネット上に登場し、イルファン目当てに日本やインドネシアの女性たちが、甲府の練習場に殺到するかもしれない。
彼の人気ぶりはtwitterのフォロワー数にも表れており、その数なんと約427万人! これはJ1セレッソ大阪への加入が決まったディエゴ・フォルランの約400万人をも上回る数なのだ。ちなみに日本人のtwitterフォロワー数1位は、お笑い芸人の有吉弘行で約290万人。
昨シーズンはJ2コンサドーレ札幌でベトナム代表の英雄、レ・コン・ビンがプレーして大きな話題となった。レ・コン・ビンの加入でベトナムから多くの人が応援に駆けつけ、クラブの収益面でも貢献した。インドネシアには約2億4000万人が暮らしており、世界4位の人口を誇る同国からもたくさんの人が甲府を訪れるはず。
インドネシア人として初のJリーガーとなるイルファン。インドネシアはもちろん、東南アジア全体からも注目されるだろう。イルファンが活躍すれば、Jリーグでのプレーを望む東南アジアの選手たちに勇気を与えるはずで、Jリーグとの架け橋となることも期待される。
29日には山梨県副知事を表敬訪問することになっている。質疑応答も行われる予定で、イルファンがどのようなことを話すか注目だ。
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