『キッカー』ではMOMに【写真:goal.com】
25日に行われたブンデスリーガ第18節シュトゥットガルト対マインツは、アウェーのマインツが2-1で逆転勝利を収めた。この試合で今シーズン9得点目を記録したマインツFW岡崎慎司、シュトゥットガルトDF酒井高徳はともにフル出場を果たしている。
シュトゥットガルトは11分、FWモハメド・アブデラウエが新クラブ初ゴールで先制。39分には中盤からのボールに抜け出した岡崎がヘッドで相手GKをかわし、右足で同点弾を決めた。FWニコライ・ミュラーとの2トップの一角でプレーした岡崎は、このゴールで最近9試合で8ゴール目を叩き出している。
ドイツメディアでの評価も高かった。『ビルト』は岡崎のパフォーマンスにチーム平均点3.23を大きく上回る単独ベストの2を付けた。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)
チーム平均点が3.7の『キッカー』では、岡崎は及第点の3だったが、それでも決勝点をアシストしたDFパク・チュホ、GKロリス・カリウス、DFニコルツェ・ノベスキとともにチーム最高タイ。また、同メディアは岡崎をマン・オブ・ザ・マッチに選んでいる。
なお、地元『アルゲマイネ・ツァイトゥング』での採点はチーム2位タイの2.5。次のような寸評を記した。
「よく走り、古巣相手に1ゴールで、任務無事完了。チームプレーヤーである彼が、”クニプサー”(ゴールゲッター)として個の力でも成功を収めるようになったことはチーム全体にとって大きな助けになる」
一方、シュトゥットガルトの右サイドバックで出場した酒井高は岡崎のゴールに絡んでいる。サイドチェンジに失敗したところ、MFクリストフ・モリツがインターセプト。そのモリツが前線に送ったボールがアシストとなった。さらに、前に出てきたGKスヴェン・ウルライヒとともに、岡崎を止めることができず、元チームメート相手に失点を許してしまっている。
『ビルト』では、シュトゥットガルトのチーム平均点は4.23で、酒井高のプレーに対する採点は5だった。『キッカー』(チーム平均点4.5)でも失点の場面が響き、酒井高を含めた5人にチーム最低タイの5を付けている。
最近7試合で5試合を落としているシュトゥットガルトは11位に後退した。29日にはクラブワールドカップのため延期されていたアウェーでのバイエルン・ミュンヘン戦に臨むことになる。マインツは4試合負けなしの2連勝で、8位に浮上。2月1日にはホームにフライブルクを迎える。