「下級兵卒の形相で戦い、逆転するパッツィーニへのボールを送った」
一方、「コリエレ・デロ・スポルト」紙は『6.5点』の高評価。
「セードルフが要求した“戦士の精神”を最高のかたちで具現化していた。惜しいシュートを繰り返したが、パッツィーニへのCKで溜飲を下げた」と寸評。
戦士の精神とは、終盤失点の続いていた最近のミランらしからぬ、逆転勝利という結果に貢献したことと、ガゼッタ紙が特記したボール奪取など部分に現れているのだろうか。
最後に「トゥット・スポルト」紙はガゼッタ紙同様に『6点』。
「あり得ないシュートミスがあったが、下級兵卒の形相で戦い、逆転するパッツィーニへのボールを送った」むき出しにした闘志と最後のワンプレーを評価していた。
本田をはじめミランの選手たちは劣勢な試合展開の中でも闘志を見せ、逆転勝利をもぎとった。まずは一安心といったところだが、まだ順位は9位(勝ち点28)。チャンピオンズリーグ圏内となる3位ナポリとは勝ち点で16、ヨーロッパリーグ圏内となる5位インテルとは勝ち点で5、離れている。
次節は2月1日、ホームにトリノを迎える。ランキングテーブルでも1つ上にいる相手だけに是が非でも勝ち点3が欲しいところだ。カリアリ戦ではアシストなどで貢献した本田だが、チームへの一番の助けとなるのがゴールであることに間違いはない。
【了】
関連リンク
志向するサッカースタイルが導く未来
高校サッカー監督術 育てる・動かす・勝利する
本田圭佑と香川真司 日本代表の核となる二つの個性