「ゴールを生むCKで何とか合格点に達した」
26日のアウェイ、カリアリ戦で先発フル出場を果たし、2-1の逆転勝利に貢献したACミランのMF本田圭佑に対し、翌日のイタリア地元各紙のレビュー欄では軒並み平均点以上の評価が並んだ。
イタリア3大スポーツ紙のトップ、「ガゼッタ・デロ・スポルト」紙では勝利チームには及第点とも言える『6点』だった。
寸評では「パッツィーニへの試合を決定するゴールを生むCKで何とか合格点に達した。攻撃の仕上げとなるゴールの局面では、常に適切なポジショニングをしているのだが、2ゴール決まったはずのところを無駄にした」と評価。
後半44分の右CKで決勝点をもたらしたプレーを讃えていたが、GKとの一対一の場面など決定機を外す、らしからぬプレーには苦言を呈していた。
本田はシュート3本。パスは39本中38本成功(約97%の成功率)と非常に成功率が高かった。攻守に運動量を求められる右攻撃的MFでクラレンス・セードルフ監督に起用されたが、ボール奪取5回と守備的な貢献度も高めていた。
試合直後ではガゼッタ紙のマルコ・パソット記者は『5.5』とし、チャンスを外した本田に厳しい評価を下していたが、一夜明けると『0.5点』上がった。決定機でのミスはあったものの、パス成功率が明らかになり、また献身的なプレーがデータでも証明されたことが影響しているのだろう。