「カリアリにとっては危険な選手の1人だった」
ポジションは戦前のトップ下予想と異なり、右の攻撃的MFだったが、パゾット記者は本田の右での起用を推す。
「右のカカよりもホンダがプレーした方がいい。カカは3ヵ月間走り続け、疲れているが、ホンダはフレッシュだから。周囲との連携を高める必要があるが」と分析し、運動量と守備的な労力がより求められる右サイドには、ベテランで勤続疲労のカカよりも、本田に現状適正があると指摘した。
一方、同じガゼッタ紙でもカリアリ番の本田に対する視線はより優しい。サルディーニャ島在住のマリオ・フロンジャ記者は『7点』という高い評価を本田に与えた。
「サルディーニャ島特有の風に開始20分間は苦しんだが、ボールコントロールがその後に向上した。カリアリはよく守った。隙はなかったが、もう決まったはずの勝負で本田が逆転に貢献した。
敗北は最後の3分間で決まった。カリアリにとっては危険な選手の1人だった」
これは相手チームの視線に一番近い分析だろうか。勝ち点3を行方に大きな影響を与えた本田に高得点で讃えていた。
【了】
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