復権には時間が必要と強調【写真:goal.com】
ミランは26日、セリエA第21節でカリアリと対戦する。クラレンス・セードルフ監督は前日会見で、復調には時間が必要だと語った。また、チャンピオンズリーグ(CL)に出られないシーズンが合っても恥ではないと話している。
ミッドウィークのコッパ・イタリアで敗退し、リーグ戦での巻き返しが求められるミラン。就任2試合目で初黒星を喫したセードルフ監督は会見で、次のように話している。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えた。
「現実的に今を受け入れる必要がある。そうじゃなければ、精神的な重荷が増すだけだ。誰もがCL出場を望んでおり、それはクラブにとって真の復活となる。だが、今は勝ち点22差なんだ。我々の焦点にはなり得ない。ヨーロッパリーグやCLについて話したくはないね」
「重要なチームの多くが1年間CLに出られないという経験をしている。ミランはほぼ常に出場してきた。だから、一度だけ外れたとしても、恥ではないだろう」
ミラン再建を目指すセードルフ監督は、周囲に忍耐を求めている。
「我々はこの状況を良くすることだけを考えなければいけない。私は再建のためにここに来た。時間が必要なのは当然だ。今日の時点でいつ結果が出るかを定めることはできない。みんなにも忍耐を求めるよ」
「チームのリアクションは見えている。努力もしている。再建のために大事なことだ。サポーターのことは誰よりも分かっているつもりだ。ミランがこういった時期を過ごさなければいけないことを、我々はとても残念に思っている。サポーターが再び夢を見られるように、我々は熱意をそそいで努力している」
また、セードルフ監督は新加入のMFマイケル・エッシェンについて、このようにコメントしている。
「懐疑的な見方があるなら、その方が良い。期待値が低いからね。レアル・マドリーやチェルシーのベンチには、レベルが高い選手たちがいるんだよ。エッシェンはピッチ内外で素晴らしいクオリティーをもたらしてくれるだろう。彼にはパーソナリティーがある。素晴らしい補強だ」
「彼は2枚の中盤でとてもうまくプレーできる。必要ならサイドバックもできるね。だが私は、選手たちがベストを発揮できる位置で使いたい。オプションが増えるのは大事なことだ」