扇原「まさかフォルランとチームメイトに…」
ちなみに、フォルランの加入が決まった朝はチームの中でも話題になっていたようで、最も白熱した内容は「彼をロッカールームのどこに座らせるか」だったとのこと。現在は昨シーズン在籍したブラジル人選手の席が空いているらしい。
南野はさらに「フォルランだけではないけれど、このチームには自分にとってお手本になる選手がたくさんいて、すごく幸せな環境でやれている」と、自分の置かれた環境が恵まれていることを強調した。
次にやって来たのは、昨年フル代表デビューも果たした扇原貴宏である。いつもは囁くように静かに話す扇原も、フォルランの加入には流石に驚いたようで、「まさかフォルランとチームメイトになる日が来るとは思わなかった」と笑みを浮かべて語りだす。
「心強い選手が来てくれた。セレッソというチームの期待も高まると思うし、タイトルを目指してプレーしている以上、なおさらタイトルを獲らないと。素晴らしい選手が来たことで、Jリーグ全体も盛り上がる。すごくいい効果」と続けている。
また、「どのような人間なのかにも興味がある。世界のトップレベルで活躍していた選手がどのような人間で、練習からどうプレーするのか。見習うことはたくさんある」とも話していたことは興味深かった。
ちなみに、セレッソ大阪の練習では、最後に選手たちがリフティングゲームを行うことが恒例となっている。そのゲームにフォルランを誘えそうかを問われると、しばらくその姿を想像し、「誘えないっす」とはにかんだ。やはり、世界的スターの到来を心待ちにしているようだった。