7試合連続無失点のクラブ記録にも並ぶ【写真:goal.com】
25日のリーガエスパニョーラ第21節、レアル・マドリーは本拠地サンチャゴ・ベルナベウでのグラナダ戦を2-0で制した。翌日に試合を控えるバルセロナ、アトレティコ・マドリーを勝ち点2上回り、暫定で首位に浮上。マドリーが首位に位置するのは、2012年5月以来のこととなる。
試合前、クリスティアーノ・ロナウドのFIFAバロンドール受賞の祝し、スタジアム全体で金色のカードが掲げられたベルナベウ。マドリーは立ち上がりから主導権を握り、積極的な攻勢を披露する。10分にはカルバハルのクロスをイトゥラが弾き、これがクロスバーに直撃。さらに11分にはディ・マリアのクロスにセルヒオ・ラモスが頭で合わせたが、ボールはわずかに枠の上に外れた。
なかなかゴールを奪えないマドリーは次第に勢いを落とし、C・ロナウド、ベイルのミドルレンジからのシュートが主要な攻撃方法に。前半アディショナルタイム1分には、CR7がモドリッチのクロスから豪快なバイシクルシュートを放ったが、これはGKロベルトの好反応に阻まれた。試合はスコアレスのまま折り返しを迎える。
ハーフタイム、アンチェロッティ監督は機能していなかったベイルとの交代でヘセをピッチに立たせる。そのヘセやモドリッチが決定機を迎えるなど再度勢いを取り戻すと、54分にC・ロナウドが先制点を記録。モドリッチのパスをペナルティーエリア内で受けたCR7はボールを横に動かしながらコースを探し、左足のシュートで今季のリーガ得点数を22に伸ばした。
マドリーはさらに72分に追加点を決める。C・ロナウドのスルーパスを受けたマルセロが、ペナルティーエリア左に侵入。折り返されたボールから、ベンゼマが今季のリーガ11得点目を決めた。アンチェロッティ監督はその後ベンゼマ、ディ・マリアに代えてイスコ、イジャラメンディを投入。イスコを“ファルソ・ヌエベ(偽背番号9)”とするシステムで攻勢を維持し、グラナダに決定機を与えることなく終了を迎えている。
なおマドリーは公式戦7試合で無失点を維持し、ホルヘ・バルダーノ氏が率いた1994-95シーズンに達成したクラブ記録に並んでいる。