サラリーも発表【写真:goal.com】
バルセロナは24日、ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が会見を行い、FWネイマールの獲得に要したコストを明らかにした。合計で8620万ユーロになるようだ。
ネイマールの獲得をめぐっては、以前から違法なオペレーションがあったと騒がれ、バルセロナのソシオがサンドロ・ロセイ前会長に対して起こした訴訟が22日に受理された。ロセイ氏は23日に辞任を発表。副会長だったバルトメウ氏が後任として昇格した。
そのバルトメウ副会長は24日、ネイマール獲得交渉を担当した幹部のラウール・サンジェイ氏と会見に臨み、ネイマール獲得オペレーションのコストを明かした。機密保持契約を結んでいたネイマールの父親が、先日からの報道は不当だとして、詳細を発表することを許可したという。
これによると、移籍金自体はこれまでの主張と同じ5710万ユーロで、内訳はサントスに対して1710万ユーロ、ネイマールの両親が所有するN&N(ネイマール&ネイマール)社に「補償金」として4000万ユーロとなっている。
だが、バルサの発表やスペインメディアによると、それ以外の支払いとして、契約金1000万ユーロ、エージェントへの手数料270万ユーロ、マーケティング料400万ユーロ、ネイマールの基金に250万ユーロ、サントスとの協力資金やスカウト資金に990万ユーロと、合計2910万ユーロがかかっているという。
5710万ユーロと2910万ユーロをあわせると、8620万ユーロとなる。さらに、ネイマールがFIFAバロンドール争いで3位に入った場合にはボーナス200万ユーロが加わるとのことだ。この場合は合計コストが8820万ユーロとなる。
また、バルサはネイマールのサラリーも明かした。年俸880万ユーロの5年契約で、計4400万ユーロになる。