モウリーニョ、モイーズ監督に意味深なコメントを投げる
これまでに数々の強豪チームの監督とメディア上で舌戦を繰り広げてきたモウリーニョ監督。今回も大一番で確実な勝利を手にするため、14日付のメール紙のインタビューで、波乱のデビューシーズンを送っているモイーズ監督に意味深なコメントを投げかけた。
「長年サー・アレックス(ファーガソン前ユナイテッド監督)やクラブ関係者と連絡を取り合っている私の意見としては、ユナイテッドは不満を抱いている。だが彼らは冷静だし、デビッド(モイーズ監督)と信頼関係を築いている。
彼が精神的に切迫した状況にあるとは思わない。重圧とは目に見えるものであり、成績不振からメディアが作り出すものだ。ユナイテッドに関して重要なのは、外的重圧ではなく、内部の現実だ」
モウリーニョ監督はファーガソン氏が退任を表明した際、時期を同じくしてレアル・マドリーからイングランドのクラブへ移籍することを明かしていたため、ユナイテッドの後任有力候補にも挙がっていた。
当時、チェルシーへの愛を語っていた同監督だが、内心はユナイテッド後任ポストを本気で狙っていたとも報じられていただけに、嫉妬から出たコメントであるとの見方もあった。
更に同監督は、「ユナイテッドは好調を取り戻すだろうが、今季リーグ優勝するには首位との勝ち点が離れすぎているため手遅れだ」とバッサリ。モイーズ監督は同試合2日前の会見で、「チェルシーとジョゼ(モウリーニョ監督)から謝罪を受けた」と明かしていたが、結果的にモウリーニョ監督の術中にはまった格好となった。
【了】