フットボールチャンネル

アトレティコがビルバオに先勝、1点差で新サン・マメスへ

text by

1点リードで難攻不落の新サン・マメスへ
1点リードで難攻不落の新サン・マメスへ【写真:goal.com】

23日のコパ・デル・レイ準々決勝ファーストレグ、ビセンテ・カルデロンでのアトレティコ・マドリー対アスレチック・ビルバオは1-0でアトレティコが先勝した。

リーガエスパニョーラでそれぞれ3位、4位に位置し、またコパ優勝を現実的な目標として見据えるアトレティコとビルバオの対戦。立ち上がりからフィジカルコンタクトの応酬となるなど、激しい試合が展開される。

ビルバオは11分、ペナルティーエリアに侵入したアンデルがデ・マルコスの折り返しに合わせたが、これは枠の上へ外れた。一方アトレティコは40分、左サイドを抜け出したアドリアンがGKエレリンと1対1となるも、シュートを決め切れず。だが、その決定機によって得たCKの流れから先制点が生まれる。コケの精度の高いクロスから、ゴディンがヘディングシュートを突き刺した。

後半、シメオネ監督はギラボギに代えてガビを投入し、バルベルデ監督はイバイを下げてスサエタをピッチに立たせる。アトレティコは48分、ロングフィードからジエゴ・コスタが抜け出したが、エレリンの飛び出しに阻まれ、2014年初得点はまたもならなかった。

その後は、中盤での潰し合いが続くことに。アトレティコの堅守に苦戦するバルベルデ監督はキケ・ソラを同じストライカーのアドゥリスと代え、シメオネ監督はアドリアンとの交代でボールをキープ可能なアルダ・トゥランを入れた。

アトレティコは63分、A・トゥランがラウール・ガルシアを狙ってクロスを放つも、これはイトゥラスぺにカットされる。一方のビルバオは64分、右サイドを突破したデ・マルコスがグラウンダーのクロスを送ったが、ゴディンのクリアに遭った。

シメオネ監督は78分にセボジャ・ロドリゲスをビジャに代え、前線のプレッシングを強化するとともにカウンターの鋭さを研ぐ。78分にはコケのクロスにR・ガルシアが頭で合わせたが、エレリンの横っ飛びに阻まれた。アトレティコは終盤、アンデルをベニャトと交代させるなど攻勢を強めるビルバオを堅守で退け、1点リードを維持したまま終了のホイッスルを迎えている。

公式戦成績10勝2分けと、ビルバオが無敗を貫くサン・マメス・バリアでのセカンドレグは29日に行われる。なおアトレティコの選手たちはこの試合の開始前に、「アニモ(頑張れ)・ティグレ(ファルカオの愛称、虎の意)」とのメッセージが書かれたシャツを披露。左ひざ前十字じん帯を損傷した昨季までのチームメートにエールを送っている。

Goal.com

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!