時間が必要と主張するミラン新監督【写真:goal.com】
ミランは22日、コッパ・イタリア準々決勝でウディネーゼと対戦し、敵地で1-2と敗れた。就任2試合目で初黒星となったクラレンス・セードルフ監督は、奇跡を起こすことはできないと話している。
デビュー戦で1-0と勝利したセードルフ新体制のミランは、この日も6分にFWマリオ・バロテッリが先制点。幸先良いスタートを切る。だが、その後はウディネーゼの反撃に遭い、前半のうちにPKで同点とされると、後半に逆転ゴールを許した。
82分からMF本田圭佑を投入したミランだが、再び追いつくには至らず。ヨーロッパリーグ出場権確保のために重要だと言われていたコッパ・イタリアで、ベスト8敗退という結果に終わっている。
セードルフ監督は試合後、イタリア『Rai』で次のように話している。
「最初の25分間は良かった。攻撃して、ポゼッションもしていた。だが、時間ととともにプレーをつくっていくことを改善しなければいけない」
「選手たちは頑張ったが、我々はまだコンスタントにやることができない状態なんだ。ただ、今日もいくつか面白い点はあった。私はまだ楽観している。この状況を改善できるはずだ
サン・シーロのスタンドからはブーイングが飛んだが、セードルフ監督はこう述べている。
「ビッグクラブでプレーしていれば、要求が大きいのは分かっている。我々は、奇跡はないと知っているんだ。だが、仕事を続けることで、ターニングポイントは訪れるはずだよ」
補強の必要性が騒がれるミランだが、指揮官は次のように述べた。
「今の主な目標はチームに落ち着きを取り戻させることだ。一つのプロジェクトが始まり、時間が必要なんだよ。自分が考えるサッカーをするために、私は今、選手たちを知ろうとしているところだ。MFの補強? そういう質問は(アドリアーノ・)ガッリアーニCEOが答えることだよ」