メッシが400試合出場達成 ソシエダはラシンに3-1【写真:goal.com】
22日に行われたコパ・デル・レイ準々決勝ファーストレグ、レバンテ対バルセロナの一戦は、アウェーのバルセロナが4-1で勝利を収めている。
バルセロナは先発出場したメッシが公式戦400試合出場を達成。S・ロベルトやテージョなど普段出場機会の少ない選手が先発に名を連ねた。
先週末に行われたリーグ戦では引き分けを両者だが、その試合で自信をつけたレバンテがこの日も序盤から攻勢に出る。2分、右サイドを抜け出したチュメトラが、プジョールをかわしてファーストシュートを放つ。その直後にもカウンターからバラルが枠をとらえるシュートを打った。
バルセロナは5分、ペドロが右サイドから切り込んでポスト直撃のシュートを放った。だが、この攻撃は単発に終わる。
バルセロナはその後もレバンテの速攻に苦しめられ、31分にはまたも泣き所のセットプレーから失点を喫する。左サイドのFKからゴール前に放り込まれると、最後はエル・ザールに詰められて2戦連続で先制を許した。
前半は見せ場を作ることができなかったバルセロナだが、後半に入ると試合はまったく違う様相を呈す。
バルセロナが同点に追いついたのは53分だった。抜け出したテージョのシュートが一旦はGKヒメネスに阻まれるも、ヴィントラのクリアーしたボールがフアンフランに当たってオウンゴールになった。
スコアをタイに戻したバルセロナは、ここから怒涛の攻撃へ。主役となったのはメッシとテージョだった。60分にメッシのスルーパスを受けたテージョは、この日2度目の決定機を逃さず。GKヒメネスのニアサイドを突き、ネットを揺らした。
81分にはメッシが圧巻のプレーを見せる。右サイドで数人に囲まれながらもボールをキープ。ファウルを受けるとすぐさまリスタートして再びドリブルを開始してテージョにスルーパスを通し、カンテラーノの2点目をお膳立てした。
久しぶりの先発出場でマルティーノ監督に猛アピールしたテージョは、86分に再びメッシのパスからハットトリック達成となるゴールを挙げて試合を仕上げた。レバンテにリベンジを果たしたバルセロナが、4強進出に前進している。
同日に行われたそのほかの試合、レアル・ソシエダ対ラシン・サンタンデールの一戦は、ホームのソシエダが3-1で勝利している。セビージャやアルメリアなど1部勢を次々に撃破してきたラシンだが、ベスト8でソシエダの分厚い壁に阻まれた。
ラシンはミケル・ゴンサレスの2得点とベラのゴールで3点のビハインドを負ってしまう。終了間際にコネが得点を挙げて望みをつないだものの、ホームで行われるセカンドレグで3点差以上をつけた勝利が必須となり、準決勝進出は厳しい状況となっている。