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モウリーニョとは圧倒的な差が。マンU低迷を招いた指揮官の人間力

シリーズ:フットボール母国の神髄 text by 森昌利 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

優勝が“絶対になくなった”ユナイテッド

 3位は意外にもマンチェスター・U。ルーニー:9、ウェルベック:8、ファン・ペルシー:7の23だが、ここは明らかに昨季得点王のオランダ代表FWの不在が大きく、中盤からのゴールがない。

 4位のアーセナルはジルー:9、ラムジー:8、ウォルコット:5の23で少し小粒な印象。5位チェルシーのアザール:9、エトー:6、オスカル:6の21という数字も破壊力に欠ける。

モウリーニョとは圧倒的な差が。マンU低迷を招いた指揮官の稚拙なマン・マネージメント力
プレミアリーグ5ゴール以上の選手(22節まで)

 しかし、若手が多いアーセナルとチェルシーは、今後もシーズン中にチームが成長、良化する見込みがある。

 一方、マンチェスター・Cは、前半戦でカーディフ3-2負け、ストーク0-0ドロー、サンダーランド1-0負け、サウサンプトン1-1ドローと格下相手に勝ち点を落としたアウェイ戦に不安がある。

 まあこうしたポカは、後半戦、優勝がちらつけばちらつくほどなくなるものだが、僕はブックメーカーのオッズほど、マンチェスター・Cの優勝が固いとは考えない。

 けれども“絶対になくなった”といえるのが、マンチェスター・Uの優勝だろう。

 昨日のチェルシー戦で3-1完敗。ファーガソン前監督との友好的な関係から、マンチェスター・Uには甘いモウリーニョ監督も、この結果の直後では「この状況なら優勝はないといっても、ディビッドも気にしないだろう。

 1チームが抜け出した2位なら、勝ち点が離れても可能性はあるが、3チームに離されては無理だ。この3チームが揃って崩壊することは考えられない」と話して、マンチェスター・Uに引導を渡した。

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