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モウリーニョとは圧倒的な差が。マンU低迷を招いた指揮官の人間力

22節を終了したプレミアリーグ。現地ではシティを優勝候補と推す声が多い。一方ライバルのユナイテッドはチェルシーに完敗し、優勝は絶望的。一体、どこで差がついたのか?

シリーズ:フットボール母国の神髄 text by 森昌利 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

オッズではダントツでシティが優勝候補

モウリーニョとは圧倒的な差が。マンU低迷を招いた指揮官の稚拙なマン・マネージメント力
プレミア優勝オッズをチェックすると、意外なほどマンチェスター・Cの評価が高い【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 プレミア第22節が終了した。アーセナル、マンチェスター・C、チェルシーは揃って勝ち点3をゲットしたが、取りこぼしがあったのは、4位リバプール。ホームで10位のアストンビラと2-2ドロー。これで首位アーセナルとの勝ち点差は「8」に広がり、1989-90年シーズン以来となる24年振りの優勝がかなり遠ざかった印象だ。

 しかし、上位3チームの優勝争いは激化の一途だ。1位アーセナル:51点、2位マンチェスター・C:50点、3位チェルシー:49点。昨季はマンチェスター・Uの一人旅。一昨季は競ったが、マンチェスター2強の2つチーム。シーズンが半ばを過ぎて、これほどの三つ巴は近年記憶にない。

 ところが、英ブックメーカーのプレミア優勝オッズをチェックすると、意外なほどマンチェスター・Cの評価が高い。ちなみに英大手ブックメーカー『ラッドブロークス』のオッズも見ると、1番人気がマンチェスター・C:1.9倍で、以下チェルシー:3.2倍、アーセナル:5倍と続く。

 その理由は2つ。まずは得失点差。現在マンチェスター・Cの得失点差は63得点25失点の38でダントツのリーグ1位。ちなみに2位がリバプールの25、以下アーセナル24、チェルシー23となっており、他チームとはすでに大差がついている。

 この数字なら、勝ち点で並んだ場合、まずマンチェスター・Cの優勝。これだけ勝ち点が僅差なら、この得失点差状況は非常に有利に働く。

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