トヒル会長が合意に難色【写真:goal.com】
インテルMFフレディ・グアリンとユヴェントスFWミルコ・ヴチニッチの電撃トレードに向けた交渉は進展しているものの、20日には決定に至らなかった。21日に改めて交渉が行われるとイタリア複数メディアが報じている。
20日には両クラブの間で長時間にわたる交渉が行われたが、合意には至らなかったようだ。当初は完全移籍での等価トレードの方向で話が進んでいたようだが、インテルのエリック・トヒル会長が難色を示し、合意は持ち越されることになった。トヒル氏が土壇場で合意に反対した背景には、インテルサポーターがソーシャルメディアなどを通じて強い抗議の意志を示した影響もあると見られる。
両選手がそれぞれレンタルで移籍した上で、シーズン終了後に改めて完全移籍を交渉する案もあるものの、ユヴェントス側は最初から完全移籍を希望している模様。ユヴェントスから差額を支払う形でのトレードも含め、21日に再度交渉が行われることになる見通しだ。
ユヴェントスのジュゼッペ・マロッタGM(ゼネラルマネジャー)は、20日の交渉を終えたあと次のようにコメントしている。
「明日にはすべてを話すことができるだろう。交渉はストップしたが、まだ終わったわけではない。明日には明らかにする」
渦中の両選手はすでに移籍の意志を固めているようだ。ヴチニッチはすでにインテル加入のためのメディカルチェックを受けたと報じられており、21日に行われるコッパ・イタリア準々決勝ローマ戦の招集メンバーにも含まれていない。グアリンも21日以降のインテルの練習には参加しないようだ。