「18歳のヤヌザイは効果的な動きができず、影響力を持たなかった」
スカイスポーツのダニエル・ストーリー記者は電子版で「危機に直面したユナイテッド」と題し、「チェルシーに1-3で敗れ、首位との勝ち点差が14点に開いたユナイテッドは9年ぶりのチーム最低記録に並ぶリーグ7敗目を喫した」と伝え、香川についても言及している。
「サイドにヤヌザイ、トップ下に香川を置かず、モイーズ監督はヤヌザイにトップ下を任せ、左右にヤングとバレンシアを置いたが、創造性の無い布陣となった。18歳のヤヌザイは効果的な動きができず、影響力を持たなかった」
さらに同記者は「香川の終焉?」という疑問を投じ、「ヤングの選出は香川の終焉を意味した。先週のスウォンジー戦で好調の兆しを見せた香川は左MFでは活躍できないが、ヤングよりはプレーの幅を提供できる選手であるはずだった。
優先順位でヤングを下回る選手なら誰しも移籍を考えはじめるだろう。香川も移籍に目が向き始めたかもしれない」と評している。
一方、モイーズ監督はエバートンを指揮していた時から、モウリーニョ監督率いるチェルシーに勝ったことがない。
奇しくも、この試合でモウリーニョ監督は通算142試合でプレミアリーグ100勝に最速で到達した監督となり、2位のユナイテッド前監督ファーガソン氏(162試合)、3位に入ったアーセナルのベンゲル監督(179試合)を大きく上回った。ちなみにモイーズ監督は歴代9位で248試合となっている。
ユナイテッドの次戦は22日にホームで行われるリーグ杯準決勝第2戦、サンダーランド戦となるが、第1戦を1-2で落としているため、絶対に勝たなくてはならない試合だ。
同試合では再びローテーションが予想され、香川も先発する可能性が高い。今後2試合はリーグで降格争いに低迷する2チームが相手となるだけに、連勝で再び勢いを取り戻したいところだ。
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