練習ではトップ下でプレーしていたのは本田
一方、イタリアの誇る3大スポーツ紙の残りの2紙トゥット・スポルトとコリエレ・デロ・スポルト紙ではカカーを右サイドに置き、トップ下本田を予想している。
クラレンス・セードルフ監督は起用法を明言していないが、加入して間もない本田をトップ下に抜擢することは、リーグ戦11位に低迷するクラブにとっても大きなカンフル材となる可能性も高い。
トゥットのステファノ・パスクイーノ記者は本田を「右で起用するのでは」と予想していた。だが、紙面では昨日の「練習では本田が中央の司令塔(いわゆるトップ下)でプレー」と報じ、ミランの2014年の「灯台」になった本田に希望を懸けるとまで書いている。
仮に本田がトップ下で出場する場合、ベテランの司令塔カカーをサイドに配置することになり、カカーにより多くの守備的負担を課すことになる。
つまり今日の試合でポイントとなるのはどちらにより守備をさせるか、であろう。レオナルド監督時代、ミランはセードルフがトップ下の位置で、パトやロナウジーニョを巧みに操っていた。初陣となるヴェローナ戦で本田に自身を重ねあわせるのかどうか。
また、スポーツ紙の予想のどちらが正解なのか、キックオフを待ちたい。
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