守備をさぼっていたメッシの変化
実際に試合をご覧になった方ならすぐに気付くと思います。メッシが今まで以上にボールを追うようになった姿を。
もしかしたら、ネイマールが来たことによって、メッシにも心理的な影響を与えているのかもしれません。2012-13シーズンまでは試合の中でさぼっている場面が徐々に増えていましたが、2013-14シーズンのメッシには入団当初の謙虚さが少しずつ戻ってきている気がします。
それは、誰かがメッシに強要したわけではなく、お互いに認め合う存在であるネイマールが同じチームにいるからこそ生まれた影響でしょう。そうして、メッシがチームに貢献し始めたことで、チームにも好循環が生まれました。
これこそが書籍『バルセロナの哲学はフットボールの真理である』(カンゼン)でオスカル氏が何度も強調している選手同士の相互作用と言えます。チームのプレーモデルは、チームを構成する選手たち同士の相互作用から生まれるものなのです。
全文は『バルセロナの哲学はフットボールの真理である』をご覧ください。
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