シーズン前半戦の戦いには満足【写真:goal.com】
ユヴェントスのアントニオ・コンテ監督は、セリエA首位で折り返したシーズン前半戦を振り返り、素晴らしい結果を収めることができたとして満足する様子を見せている。また、ミラン監督を解任されたマッシミリアーノ・アッレグリ氏や、クラレンス・セードルフ新監督についてもコメントした。
前半戦の19試合を終えて、2位ローマに8ポイント差をつけて首位を快走しているユヴェントス。後半戦の初戦となる18日の第20節サンプドリア戦に向けた会見で、コンテ監督は次のように述べた。
「前半戦は信じられないほど、あらゆる点で素晴らしいものだった。ライバルチームも印象的な記録を残しているが、彼らの今季が素晴らしいものだとすれば、我々はさらにそれ以上だ」
「我々の前半戦の数字は、ユーヴェであれほかのどのチームであれ、ほぼ再現不可能なものだ。17勝1分け1敗で粗探しはできない。だが、直接のライバルが補強を決めたのは良いことではない。後半戦に十分注意しなければならない」
サンプのシニシャ・ミハイロビッチ監督は、ユーヴェのリーグ優勝は戦いが始まる前から決まっていたと述べていた。ユーヴェ指揮官は、ミハイロビッチ監督の名前には言及せずにこれに反論している。
「我々がすでにスクデットを勝ち取ったと言う者がいるなら、それは人生の中で何も勝ち取ったことがない者だ。ナンセンスな言葉でしかない」
ミランを去ったアッレグリ氏と、新たにやって来たセードルフ監督に対しては、ライバルとして賛辞を送った。
「アッレグリはユーヴェにとって非常に大きなライバルだった。尊敬すべき敵が武器を捨てざるを得なくなるのは残念なことだ。私は彼を高く評価しているし、尊敬している」
「セードルフを選んだのは大事なことだ。彼はチームの環境をよく知っており、多くのものを勝ち取ってきた。監督としての経験はないが、私は彼のことを知った上で、偉大な監督になるために必要なすべてを持っていると思う」
昨年夏にユヴェントスからミランへ移籍し、半年でフィオレンティーナへのレンタルが決定したFWアレッサンドロ・マトリについては次のように述べた。
「我々の過去2年のスクデット獲得のために重要で決定的な存在だった選手だ。彼には強い愛情を感じている。個人的には、ミランでの物事が彼にとってうまくいかなかったのは残念に思う」