ピルロに記録を抜かれることは望まず【写真:goal.com】
サンプドリアのシニシャ・ミハイロビッチ監督は、18日に行われるセリエA第20節ユヴェントス戦に向けて、首位チームに挑戦する上での意気込みを語っている。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が同監督のインタビューを伝えた。
首位を快走するユヴェントスが、12位サンプドリアをホームに迎える一戦。ユーヴェの圧倒的優位が予想されるが、ミハイロビッチ監督は自分たちの戦い方を貫きたいと語っている。
「倒せないチームというのは存在しないし、我々に失うものはない。トリノで敗れたとしても何も目新しいことではないが、そうなるとすれば負け方も大事だ」
「最も強いチームを相手に、私のサンプがどういう段階にあるのかを見たい。自分たちのメンタリティーで、自分たちの試合をするつもりでトリノへ行く。私はいつも勝つためにプレーしている」
シーズンはまだ折り返し地点だが、ユヴェントスがスクデットを勝ち取ることはすでに決定したようなものだとミハイロビッチは語る。
「始まる前から勝ち取っているよ。失うとすれば、ほかのチームが勝ち取るのではなく、彼ら自身が逃す場合だけだ。クラブも監督もチームも素晴らしい。決して諦めることはない。3年連続のスクデットを獲得するスーパークラブだ」
ユヴェントスMFアンドレア・ピルロはここまでFKで通算24ゴールを記録し、ミハイロビッチ監督が現役時に達成した28ゴールまであと4点に迫っている。だが同監督はピルロに向けて、監督就任時と同じコメントを送った。
「スポーツの上でのことだが、彼が私の記録を超えられないことを願っているよ。彼は非常に素晴らしいが、ユーゴスラビアで決めたゴールもカウントするなら、アンドレアが私を抜くためにはもう一度人生をやり直すくらいでなければならない」