ブラジルW杯のために出場機会を求める【写真:goal.com】
ローマDFニコラス・ブルディッソが15日、1月の移籍市場でローマを離れる考えを明らかにした。クラブと問題はないとしつつ、ワールドカップ(W杯)のために出場機会を求めると話している。
ルディ・ガルシア監督が就任し、前半戦を終えて2位と好調のローマは、今季から守備陣にDFメフディ・ベナティアが加わった。また、DFレアンドロ・カスタンも好調とあって、ブルディッソはリーグ戦で5試合出場となかなかチャンスを得ることができていない。
ブルディッソはイタリア『スカイ・スポーツ』のインタビューで、次のように語った。『コッリエレ・デッロ・スポルト』が伝えている。
「ローマを去る。僕はブラジルW杯を狙っているんだ。でもそのためには、コンスタントにプレーしなければいけない」
「ここローマで4年半、サイクルを終わらせることもできると思う。自分のキャリアと、W杯出場に向けて勝負しなければいけない。僕はこれまでに2度のW杯に出場している。昨年まではアルゼンチン代表のユニフォームを着ていたんだ」
ブルディッソは激しいポジション争いを悪いことだとは見ていない。だが、W杯のためには試合に出なければいけないと続けた。
「今季はポジションを争うことになって、それはとてもうまくいっている。シーズンが始まるときに、監督はとても明確にしていたんだ。3人で2つのポジションを争うとね。そしてほかの選手たちがうまくやってきた。僕は彼らやローマのためにうれしく思っている。でもそれは、僕がそれでよしとしているということじゃないんだ」
ジェノアからの関心も噂されるが、「(具体的な)チームについては話さない」とコメント。次のように述べている。
「調子はすごく良いんだ。ほかのリーグへの扉も開ける。ガルシア監督とは話していない。クラブとだけ話したよ。クラブは今後に向けて違う考えを持っていると言われた。理解するよ。彼らに反するところはない。ローマでの4年半は素晴らしかった。このチームのサポーターになったよ。きっと今は、別の目標を目指すタイミングなんだ」