「ピッチ上の指揮官のようだった」
本田のホームデビュー戦を現地はどう見たのか? イタリア三大紙のひとつ「コリエレ・デロ・スポルト」のミラン担当記者、フリオ・フェデーレ記者は次のようにコメントした。
「本田はとても気に入った。ゴールを決めたし、ピッチ上の指揮官のようだった。もうリーダーになるのは目の前。フリット、ルイ・コスタなどの神話になるのはまだ早いが、彼はとても優秀な10番になるだろう。コンディションがまだ90分ではないと監督が言っていたが、60分間はいいプレーを見せていた。リーグでも先発するだろう」
本田のホームデビュー戦は上々の出来だったと言えるのではないだろうか。サッスオーロ戦では現地で称賛する声が相次いだが、これが偶然ではないことを示した。
ただし、本田の役割は自らの能力を発揮することだけではない。リーグ戦で苦戦するミランの順位を引き上げる重責も担わなくてはならない。次の試合は19日のリーグ戦、ホームにベローナを迎える。勝ち点3が求められる試合で“10番”に懸かる期待は大きい。
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