フル出場しなかったのは「ケガを避けるため」【写真:goal.com】
ミランMF本田圭佑は15日、コッパ・イタリア5回戦スペツィア戦で先発出場し、イタリア移籍後初となるゴールをマークした。マウロ・タソッティ暫定監督は試合後、同選手が美しいゴールを決めたと話している。
リーグ前節で途中出場し、ミランデビューを飾った本田。監督交代を経て迎えたこの日の一戦では、事前に言われていたとおり、スタメンに名を連ねる。前半にイエローカードももらった同選手だが、47分にうれしいミランでの初得点を挙げると、直後にはアシストにも迫るなど存在感を見せた。
本田は64分にMFヴァルテル・ビルサとの交代でベンチに下がったが、タソッティ暫定監督は試合後、会見で次のように話している。イタリア『Milannews.it』が伝えた。
「本田? 90分プレーするようになるには、少し時間が必要だろう。彼を交代させたのは、ケガをするのを避けるためでもあった」
また、同暫定監督はクラブの公式チャンネルでこう述べた。公式ウェブサイトが伝えている。
「本田? 良かったよ。リズムを上げていく必要がある。技術的には非常に価値があるね。美しいゴールも決めた」
一方、試合そのものについては満足感を表している。
「我々のアプローチは正しかった。チームのことは気に入ったよ。集中している間はうまくいっていた。満足している。3-0にしても、決して緩めてはいけない。少し混乱してしまった」
マッシミリアーノ・アッレグリ前監督を解任したミランは、これからクラレンス・セードルフ新監督の下で新たなスタートを切ることとなる。
「これはミランのための勝利だ。我々は来年、欧州の舞台で戦えるようにしなければいけない。そして、この道は最も簡単なんだ。これはアッレグリ監督の勝利でもある。私は彼や彼のスタッフと団結していたんだ。3年半、彼と一緒だった。こうなったのは私の責任でもあると感じている」
「セードルフに何を言うかは分からない。彼はチームのことを知っている。多くの選手が彼と一緒にプレーした。彼が我々から目を離していたとは思わない。チームについて何か聞かれれば、私が疑問を明確にするよ」