ゴディン&R・ガルシアがセットプレーから得点【写真:goal.com】
14日のコパ・デル・レイ5回戦セカンドレグ、ビセンテ・カルデロンでアトレティコ・マドリー対バレンシアは2-0でアトレティコが勝利。シメオネ監督のチームは合計スコアでも3-1と上回り、準々決勝進出を果たしている。
天王山となったリーガエスパニョーラでのバルセロナ戦(0-0)の余韻が残るカルデロン。この試合ではバレンシアが攻勢を仕掛け、ファーストレグでアウェーゴールを得たアトレティコが堅守速攻でそれに対応する。アトレティコは16分、ペナルティーエリア内に侵入したジエゴ・コスタが左足でシュートを放ったが、これはGKグアイタの正面。一方のバレンシアは41分、フェデの横パスからフアン・ベルナトが左足を素早く振り抜くも、GKクルトゥワの好守に遭った。前半はスコアレスで終了する。
後半、アトレティコが得意とするセットプレーから先制点を記録したのは、51分のこと。ガビのCKから、ファーサイドに飛び込んだゴディンが頭でネットを揺らした。アトレティコはさらに51分、ラウール・ガルシアがミドルレンジから強烈なシュートを放つも、これはポストを直撃。シメオネ監督はその6分後にソサをコケに代え、攻守のバランスを整えた。
対して、フェデをパコ・アルカセルに代えて勢いを強めたバレンシアは62分、ペナルティーエリア内でエルデル・ポスティガがシュートを放つも、これはクルトゥワがブロック。またフェデが繰り出したミドルシュートも、ベルギー代表GKの横っ飛びに阻まれた。
ピッツィ監督はその後、フェグリをピアッティ、H・ポスティガをドルラン・パボンと交代して決死の猛攻に出る。対してシメオネ監督は、アルダ・トゥランをセボジャ・ロドリゲスに代えてカウンターの鋭さを研いだ。
そし89分、アトレティコがまたもセットプレーから得点。ガビのCKから、R・ガルシアが打点の高いヘディングシュートでグアイタを破った。パンプローナ出身MFは、このゴールが今季の公式戦12得点目。レギュラーとして出場を果たした14試合では11得点目となった。
2点のビハインドを負ったバレンシアは90分、苛立ちを隠せずボールをピッチ外に向け蹴りつけたパレホが2枚目のイエローカードで退場に。試合は、そのまま終了のホイッスルが吹かれている。なおアトレティコは準々決勝でベティス対アスレチック・ビルバオの勝者と対戦する。
また、フエゴス・メディテラネオスでのアルメリア対ラシンは2-0でラシンが勝利。リーガ2部B(実質3部)に在籍するラシンは合計スコアを3-1として、ビジャレアル対レアル・ソシエダの勝者と対戦する次戦進出を果たした。