タソッティ指揮は1試合のみ?【写真:goal.com】
13日にマッシミリアーノ・アッレグリ前監督を解任したミランは、マウロ・タソッティ氏が暫定的にチームの指揮を執ることを発表したが、イタリアメディアは今週中にボタフォゴMFクラレンス・セードルフが正式な新監督に就任することになりそうだと報じている。
MF本田圭佑のデビュー戦にもなった12日のサッスオーロ戦に敗れた後、セリエAで11位に低迷するミランはアッレグリ前監督の解任を発表。アシスタントコーチを務めていたタソッティ氏が暫定的に指揮官を務めることになった。
だが報道によれば、以前から新監督候補として盛んに噂されてきたセードルフが、監督就任のため16日にミラノに到着する見通しとのことだ。
現在は現役選手としてボタフォゴとの契約下にある元ミランMFのセードルフだが、退団して監督に就任することは契約上問題とならないようだ。セードルフの代理人を務めるデボラ・マルティン女史のコメントをイタリアメディアが伝えている。
「セードルフについて書かれていることの中には正確ではないこともある。私はボタフォゴとの契約に携わっているが、他のクラブでプレーするのでなければ、ペナルティーなくいつでもボタフォゴを離れられるという契約条項がある」
「セードルフには、監督を務めるために必要な資格がすべて揃っているということも強調しておきたい。オランダでもブラジルでも、すべての必要な過程を経てきた」
また、ボタフォゴのシジネイ・ロウレイロTD(テクニカルディレクター)も「監督としてのキャリアを始めたいのであれば、我々の同意は必要ない」とコメント。セードルフのミラン監督就任に障害がないことを認めている。
15日にはコッパ・イタリア5回戦でスペツィアと対戦するミラン。この試合のみタソッティ氏が指揮を執り、その後はセードルフ新監督にチームが引き継がれることになるのだろうか。