すでにほぼ決断との報道も【写真:goal.com】
イタリアメディアによると、ミランは下部組織を率いるフィリッポ・インザーギ監督をトップチームの指揮官に据える意向のようだ。
ミランは12日のセリエA第19節でサッスオーロに敵地で3-4と敗れた。後半途中から出場し、デビューを飾った本田圭佑が、ポスト直撃のシュートを放つなどしたものの、ビハインドを跳ね返すには至らず。格下相手にまさかの黒星を喫している。
バルバラ・ベルルスコーニCEOは試合後、「変化を加えることがいかに必要であり急務であるかが改めて確認された」と、監督交代を示唆した。これを受け、マッシミリアーノ・アッレグリ監督の更迭は確実と言われている。
アッレグリ監督は契約満了となる今季での退任をすでに明かしており、クラブはシーズン後に元ミランのボタフォゴMFクラレンス・セードルフを指揮官に招へいすると言われていた。だが、シーズン途中の監督交代となれば、別の人物を探さなければいけないだろう。
そこで、後任候補として浮上したのが、プリマヴェーラを率いる元ミランのインザーギ監督だ。下部組織で順調にキャリアを築きつつある同監督は、クラブやサポーターから愛されており、最も適任ではないかと言われている。
イタリア『gianlucadimarzio.com』は、「決定はほぼ下されたようだ」と報じており、インザーギ監督が友人にクラブから連絡があったことを明かしたとも伝えた。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、13日にシルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長らが緊急の上層部会議を開き、決定を下すとしている。
インザーギ監督以外の候補としては、マウロ・タソッティ氏やフィリッポ・ガッリ氏の名前が挙がっている。
ミランは15日、コッパ・イタリア5回戦でスペツィアと対戦する。リーグで11位と低迷するミランだけに、コッパ・イタリアは欧州カップ戦への切符を手にするための重要な大会。スペツィア戦でチームを率いるのは、インザーギ監督となるのだろうか?