「本田が入って試合が変わった」
12日、サッスオーロ戦でセリエAデビューを飾った本田圭佑。現地はどう見たのか? 地元記者、両チームの監督に本田について聞いた。
イタリア一般紙「ラ レップッブリカ」、イタリア週刊誌「エスプレッソ」で40年間記者経験のあるサリナーロ・ピエール・ルイジ氏。
――本田圭佑がミランでデビューしました。
「少ししかプレーしなかったが、2回のゴールチャンスをつくったし、2回シュートした。とても優秀で、素晴らしい選手だとすぐわかった。本田が入って試合が変わった。デ・シリオと本田はパス交換をして、もう息が合っていた。2人ともいい足を持っている。
守備がなく、中盤もカバー力のない、今のミランでは彼はもったいない。ロシアでも私は彼のプレーに注目していた。とても頭がいい選手」
――本田はミランの10番はふさわしいか?
「それはこれからの活躍をみないと言えない。ミランは彼を獲得する前に3人のDFを獲得しなければならないよね」
モデナの一般紙「プリマ・パジナ」の記者、アンドレア。アントニエッティ氏(39歳)。
――本田が途中で投入されました。
「いい印象を持った。でも交代するのが遅かった。多分監督は来て間もないから時差ぼけを考慮したに違いない。ゴールに近いシュートも放ち、チームのために活躍すると思う。国際的な経験があるから、環境に溶け込むのに苦労しないだろう」
――歴代ミランの10番を背負った伝説的なレベルと同じ選手になれるか?
「それはまだ時間がかかる、リヴェラ、フリットのレベルは簡単ではない」