カリアリに敵地で4-1【写真:goal.com】
12日に行われたセリエA第19節、カリアリ対ユヴェントスの一戦は、4-1でアウェーのユヴェントスが勝利を収めた。
マンチェスター・ユナイテッドのモイーズ監督がスタンドで観戦する中、クラブ史上初となるリーグ11連勝を目指すユーヴェは、出場停止のバルザーリの代わりにカセレスを起用した。
ユヴェントスがプレーの主導権を手にしながら先制点を狙う中、均衡を破ったのはカリアリの方だった。21分、ショートコーナーからコッスがクロスを入れると、コンティが競ったこぼれ球がキエッリーニのマークを外してフリーとなったピニジャの足元へ。ピニジャは確実にネットを揺らした。
その後もカリアリはユヴェントスを脅かす。25分にもCKからフリーのコンティがあわや追加点というヘディングシュートを放つと、その3分後にもサウが裏に抜ける。GKブッフォンの飛び出しで阻まれたが、カリアリはユーヴェに冷や汗をかかせ続けた。
しかし、ユーヴェは31分、リヒトシュタイナーの右クロスにジョレンテが頭で合わせ、試合を振り出しに戻すことに成功。直後には、デッセーナのダイビングヘッドに肝を冷やされたが、ブッフォンのファインセーブでしのぎ、タイスコアのまま前半を終える。
後半、ビッグチャンスをつくれない中、コンテ監督は66分にピルロを下げてマルキージオを投入。すると、この采配が功を奏した。73分、遠めの位置からマルキージオが右足シュートを放つと、GKアダンの反応が遅れたこともあって、ボールはアダンの手を弾いてからネットを揺らした。
逆転に成功したユーヴェは、わずか3分後に勝負を決める。ビダルのスルーパスでペナルティーエリア右奥を突いたリヒトシュタイナーの折り返しを、フリーとなっていたジョレンテが悠々とゴールに流し込んだ。
最後は80分、ジョレンテのシュートのこぼれ球を、リヒトシュタイナーが詰めて4点目。その後、ピニジャが退場となったカリアリに2点目を許さずに逃げ切ったユーヴェは、新記録を達成してクラブの歴史に新たな1ページを記した。