引退の恐れはなし、数カ月の離脱か【写真:goal.com】
フィオレンティーナは11日、クラブの公式ウェブサイトで、FWジュゼッペ・ロッシがアメリカで負傷したひざの診察を受けたことを明かした。クラブによると、かつて手術した前十字じん帯への影響も見られたようだ。
ビジャレアル時代に2度にわたって前十字じん帯断裂という重傷を負い、今季からようやく完全復活を遂げたG・ロッシ。セリエAの得点ランク首位を走るなど、チームをけん引していた同選手だが、5日のリヴォルノ戦で相手選手のタックルを受けた際に再び右ひざを負傷してしまった。
負傷した際には引退の恐れも報じられたG・ロッシだが、検査で負傷は前十字じん帯ではなく、内側じん帯の損傷だったことが判明。代理人は6、7週間の離脱という見通しを口にした。
だが、かつて手術を担当した世界的権威、リチャード・ステッドマン医師の診察結果で、また状況は変わったのかもしれない。アメリカに渡って診察を受けたG・ロッシの状態について、クラブは内側じん帯の損傷と同時に、手術をした前十字じん帯への影響もあると発表した。選手は2、3週間リハビリしてから、再度診察を受ける予定という。
これにより、G・ロッシは離脱が長引く可能性もあると言われており、再びフィレンツェは落胆に包まれている。ただし、代理人のアンドレア・パストレッロ氏は、イタリア『ラジオ・スポルティーヴァ』で、詳細はまだ待たなければいけないとしながらも、引退の恐れはないと話している。