「セレッソはなんでそういう系の選手が生まれるのかな」
「前半の最初20分くらいも点は入らなかったけど、リズムはよかったですし、あそこで取れればもう1個チームとしてレベルを上げれるかなと。相手が出てきてから取ってるんで、相手が必死にやってて落ちない中で1点目が取れていればね。
先制点は真司の個人技の点でしたけど、もう1こ前くらいの段階でチャンスは何回かあったんで、そこで取れてればどういう相手でもやれるでしょうね。
みなさんは僕のゴールパフォーマンスをどう思っているかわかりませんけど、これをやろうって思ったことがない。試合前に決めてたことはないので。試合が終わって嫁と『何でこんなパフォーマンスをしたか』ってお互いに笑ってることもあるくらい、自分でもあんまり分かってないんで。
自分がやったパフォーマンスも傍から見てカッコいいかどうかも分からんかったりするんでね」と本田が矢継ぎ早に胸の内を言葉にした。
いったん話し終わったミックスゾーンで、記者の問いかけに再び止まるというのも異例中の異例。この日の本田はそうだった。清武について問われて、饒舌に語り始めたのだ。
「パスを出してくれた清武はホントによかった。いい選手がホント多いですよね。宇佐美(貴史)もそうやし、若くて技術のある選手が増えてきたなっていう印象があります。セレッソはなんでそういう系の選手が生まれるのかな。真司も清武も乾(貴士)もそうだし、3人とも似てるから。セレッソの育成面白いですね。
セレッソは4-2-3-1でやってる? ああそうなんですか。僕もフェンロ、CSKA、代表とつねに与えられる役割が違うんで。もちろんゴールを目指すっていう意味では一緒かもしれないけど、内容とかチームのレベル、やってるサッカーが全部違う中で、毎回毎回試行錯誤しながらどうやろうかと考えてるんで。
セレッソと代表みたいに同じスタイルなら非常にやりやすそうですね」と香川や清武を次々と輩出してきたセレッソ大阪への関心を強めたようだった。