バルサ対アトレティコにも注目【写真:goal.com】
レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督は、現在レギュラーポジションを失っているGKイケル・カシージャスを今後も残留させ、現役引退までマドリーでプレーしてもらいとの希望を語った。
昨シーズン途中以来ディエゴ・ロペスがリーグ戦での正GKを務め、カシージャスはカップ戦での出場に限定されている。出場機会を得るために移籍を検討する可能性もあるのではないかとの見方も当然ながら存在している。
だがアンチェロッティ監督はスペイン『ラジオ・ナシオナル』のインタビューに対し、先日クラブとの契約を延長したMFシャビ・アロンソと同様に、カシージャスも残留させたいと話している。
「(X・アロンソと)まったく同じだ。このチームには、クラブを代表するような非常に重要な選手たちがいる。カシージャスがマドリーでキャリアを終えられるように我々は戦っていくつもりだ」
「イケルには経験とクオリティーがあり、世界中のどのチームでもプレーすることができる。GKをローテーションするのは簡単ではないので、最適な決断ではないかもしれないが、2人は決断を受け入れてくれている」
11日には、マドリーを抑えて1位と2位に位置するバルセロナとアトレティコ・マドリーの直接対決が行われる。アンチェロッティ監督にとっても結果が気になる試合であることは間違いない。
「スペクタクルな試合になるだろうね。私はサッカーが大好きなので、こういう試合が見られるのは興奮するよ。考え方ははっきりしている。バルサはポゼッションを目指して、アトレティは守ってカウンターだろう」
「両チームがどちらも勝ち点3を取れなければ良いことだね。だがどちらも負けないという意味では悪いことでもある。しかし本当に一番大事なのは、我々がエスパニョールに勝つことだ」
6月に行われるブラジル・ワールドカップに向けて、アンチェロッティ監督は母国イタリア代表の展望も語っている。
「(イタリアは)スペイン、ブラジル、ドイツ、アルゼンチンの少し後ろだ。今のイタリアは若返りを図っているチームで、中盤が非常に大事になる。(アンドレア・)ピルロ、(ダニエレ・)デ・ロッシ、(チアゴ・)モッタは若くはないが経験豊富な選手たちだ」
「前線にはトップクラスの選手たちがいる。我々は(マリオ・)バロテッリに期待しているが、安定感はない。素晴らしい才能を持ってはいるが、コンスタントなプレーはできていない」