八百長の告発義務を怠った疑い【写真:goal.com】
イタリア五輪委員会のスポーツ仲裁裁判所は10日、八百長への関与疑惑によるラツィオMFステファノ・マウリに対しての9カ月間の出場停止処分を無効とし、6カ月に軽減する判決を下した。
2010-11シーズンの試合で、マウリは八百長が行われる動きがあることを知りながら告発義務を怠った疑いがかけられ、昨年8月には規律委員会が6カ月の出場停止処分を下した。その後、さらなる調査を経て、イタリアサッカー連盟の連盟裁判所は10月に処分を9カ月に延長する判決を下していた。
だが、この処分を不服とするマウリ側の上告の結果、スポーツ仲裁裁判所は処分の延長を取り消し。当初の6カ月の処分が有効となり、マウリは2月2日に行われるセリエA第22節キエーヴォ戦からの出場が可能ということになった。
マウリはこの判決を受け、自身の『ツイッター』で「(処分期間は)ほとんど終わったようなものだ! 行け、ラツィオ!」と喜びを表している。