四角形から六角形、そしてまた四角形に
こうして広く浸透した六角形ネットだが、海外の関係者にとっては逆に新鮮だったようで、四角形ネットで同じような効果を出せないかという要望を受けて開発に取り組んだのが、ゴールポスト等の製造も行っている株式会社ルイ高だった。
同社ホームページで調べてみると、実は国立競技場には2012年元日の天皇杯決勝から、この四角形の網目をしたゴールネットが使われているとのこと。
今年はワールドカップイヤーということもあり、大会で使われるボールも新しいものが発表され、合わせてスパイクやウェア類も新モデルが登場する等、サッカーにまつわるアイテムは日々進化を続けている。ボールポストやネットも、時代の流れや使う側、運営する側の細かいニーズによって常に変化しているのだ。
スタジアム観戦、テレビ観戦でも、そうした部分まで目を凝らしてみると、他にも新しい発見があるかもしれない。
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