いろんな出会いを糧として成長できる人間性を持ってこその輝きを増す
それぞれがその悔しさを抱いて大学の4年間で成長を遂げたことが、今回のプロ入りにつながった。平岡監督は、次のように話す。
「もともと潜在能力の高い選手達で、高校での3年間のみではなく、それまでの指導があったからだと思います。大学で伸びるのは当たり前なんですが、受けた指導も含め、いい環境に進んだことで才能がさらに開花したんでしょう。
いろんな出会いを糧として成長できる人間性を持っていたからこそ、ここまで育ってくれたと思います。彼らがいる時に選手権に出ることができていたら、もしかしたら新しい歴史を作れていたかもしれませんが、逆にこうやって6人もがJクラブに進むということはなかったかもしれません」
GKの2人と谷口、松本の4人はユニバーシアード代表に選出されるなど、大学時代には輝かしい実績を残しているが、「プロになるだけではなく、1日でも早く試合に出ることが大事」と口を揃える6人。後輩達の目標となるべく、それぞれのプロとしてのチャレンジがいよいよ幕を開ける。
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