プレッシャーは意識せず【写真:goal.com】
日本代表MF本田圭佑は8日、サン・シーロでのミラン入団会見に臨んだ。会見での質疑応答や写真撮影に続いて、ミックスゾーンでの取材でもメディアからの質問に応じている。
移籍決定当初から、「背番号10」を自ら要求したと報じられていた本田。その真偽と心境について質問を受けると、次のように答えた。
「10番を選ぶチャンスがあるなら、違う番号を選ぶことはない。目の前にそのチャンスがあったので、喜んで自分から要求しました。そのときにプレッシャーがあるとは考えなかったですね」
「自信がなければ10番は要求しません。そういう待遇に見合う選手になれるチャンスだし、求めたからこそそういうチャンスがある。もう逃げられる環境ではないので、このとてつもないプレッシャーと付き合っていきたいと思います」
今季セリエAで苦しい戦いを強いられているミランの戦いぶりに関しては、「もう少し全体的にアグレッシブに戦うべきだと感じている」とコメント。「普段から自分たちに厳しい目を向けていかないと」と、高い意識を持って練習に臨む姿勢を示した。
2012年1月にはラツィオへの移籍が破談に終わり、ミランへの移籍も昨年夏の時点では実現しなかった。「遠回り」を経てイタリアに辿り着いたが、これは「必然」だったと本田は語る。
「2年前にここに来ることができたとしても、2年前の僕だとこの重圧を乗りきれたかどうか。今だから良かったのかなとも思います。モスクワでの4年間は馬鹿にはできないですね」