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本田:「心の中の小さな本田がミランと答えた」

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サン・シーロで入団会見
サン・シーロで入団会見【写真:goal.com】

日本代表MF本田圭佑が8日、サン・シーロでのミラン入団会見に臨んだ。本田はクラブの公式スーツに身を包み、アドリアーノ・ガッリアーニCEOとともに会見場入り。英語で質問に応じ、新天地での意気込みを語った。

ミランの選手になった感想を聞かれると、本田は「エキサイティングです。毎日幸せです」とコメント。背番号10という重みについて聞かれると、「夢が実現します。本当にうれしいです。12歳のとき、セリエAで背番号10をつけたいと作文に書きました。だから、10番をつけられると分かったときには、本当にうれしかったです」と答えた。

「ミランに来てチャンピオンになりたい」「チャンピオンズリーグで勝つことを考えている」と語った本田。イタリアで技術的・戦術的にどういうところを学びたいかと聞かれると、「たくさん期待されていることは知っている。それに応えなければいけない。アシストもゴールも決めたいし、そのために最善を尽くします。チームのために何か特別なことをしたいです」と意気込みをあらわにした。

現在のミランは不振にあるが、本田は「ゴールもアシストも守備も、自分にできることはすべてやる。チームはそう悪くないと思う」。カカーやマリオ・バロテッリについては、「世界でもトップクラスの選手たちとプレーできるのはうれしい」とコメント。彼らとのプレーで「今年は難しいかもしれないけど、来年はチャンピオンズになれるかもしれない」と、今後への期待をうかがわせた。

イタリアのイメージについては、「より戦術的で守備的。自分の強みは攻撃だが、イタリアでは守備もサポートしなければいけない」。コンフェデレーションズカップでイタリア代表と対戦したことにも触れ、「ワールドカップでは勝ちたい」と話している。

どのポジションでプレーしたいかを聞かれると、「どこでもできるが、選べるならトップ下、ストライカーの近くが自分の一番得意なポジション」と返答。デビュー戦は12日のサッスオーロ戦と見られているが、出場の可能性について問われると、「まだ分からないです」。「しっかり準備しなければいけない。試合に出るために少し時間が必要です」と慎重な姿勢を見せた。

試合への出場については、ガッリアーニCEOも「慎重になる必要」「ベストの状態で臨んでほしいとコメント。マッシミリアーノ・アッレグリ監督が決めることだとしつつ、ジェットラグの影響の大きさを強調し、焦ってはいけないと話している。

また、これまでどれだけのクラブからオファーがあったか、そしてその中からなぜミランを選んだのかと聞かれると、「心の中の小さな本田に、どのクラブでプレーしたいかを聞いたら、答えはミランだった。だからミランと決めた」と述べている。

Goal.com

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